交通振動対策用制振装置
「マルチタイプTMD」
交通振動及び生活振動から建物を守ります。
交通振動や生活振動での建物の不快な横揺れに対し、TMDのマスが建物の揺れと反対方向に動き、揺れを打ち消し合うことで建物の揺れを低減します。
※現在、個別物件への対応は実施致しておりません。
交通振動及び生活振動について
建物はそれぞれ固有の振動数を持っていますが、交通振動に起因する地盤の振動数や歩行リズム(周期)とその建物固有の振動数が近づけば「共振」という現象で揺れが増幅し、不快に感じる横揺れが生じる事があります。
マルチタイプTMDの仕組み
TMDとは慣性力を利用し、建物の揺れを打ち消すように反対方向におもりを震動させることにより建物の揺れを低減する制振装置です。マルチタイプTMDは、4つのおもりにそれぞれ異なる固有振動数を設定。車や電車などによる交通振動を低減し、居住者の不快感を大幅に緩和できます。
マルチタイプTMDの3つの特徴
- 1
- シンプルな構造でメンテナンスフリー
「TMD」では積層ゴムがおもりの支持と振動低減の両機能を発揮し、ゴムの経年変化や四季の温度変化も設計に盛り込んでおり、メンテナンスフリーです。
- 2
- おもりの分割によりチューニング作業が不要
「TMD」は4つのおもりを備えており、それぞれが微妙に異なる固有振動数に設定されています。これにより問題となる振動周波数に対して「幅」で対応することができます。
- 3
- 安定した振動低減効果
4つのおもりの固有振動数をずらすことで、複雑な波形を持つ実際の交通振動などに対応可能です。