コンクリート着色用顔料
「バイフェロックス」
コンクリートの着色に最適な無機顔料
コンクリートに直接バイフェロックスを練り込んで着色する工法のため、表面に塗布する工法などと違い、表面にツヤが出たり激しい雨風や海水によって褪色を起こしたりする事がありません。コンクリートの質感をそのままに、ごく自然にカラーコンクリートにする事が出来ます。
5つの特徴
-
- 1
- 分散性がよい
セメントの微粉末によく混ざるように、練り混ぜ水に分散しやすい顔料です。
-
- 2
- 耐アルカリ性
セメントの強いアルカリ性に対して何ら反応しないので変化や褪色がありません。
-
- 3
- 耐光性・耐候性
日光や紫外線に対して安全性(耐光性)があり、雨や風、気温などの自然環境のあらゆる条件に対して安全性(耐候性)がありますので、変色や褪色がありません。
-
- 4
- コンクリートの物性を著しく低下させない
セメントと反応することがなく、コンクリートの強度には実質上影響を与えません。ワーカビリティーの低下も少なく、使いやすくなっています。
-
- 5
- 高品質で濃色
独自の製法と品質管理を経てつくられていますので、高い品質が安定的に得られます。また顔料の持つ着色力が高い為添加量も少なくて済みます。
着色コンクリートの圧縮強度
バイフェロックスは実用的な添加量以内では強度に影響を与えません。右記に圧縮強度試験のデータを示します。なおスランプに関して、顔料(特に黄色系)によって若干の補正が必要となります。
顔料は単位コンクリート中のセメント量に対し外割で5%添加(圧縮強度試験はJISA1108による)
色 | 顔料品番 | 圧縮強度N/mm2 | ||
---|---|---|---|---|
3日 | 7日 | 28日 | ||
無着色 | (基準コンクリート) | 13.7 | 23.0 | 32.9 |
赤 | バイフェロックス130G | 14.7 | 25.3 | 34.6 |
茶 | バイフェロックス686G | 14.5 | 24.1 | 33.7 |
黄 | バイフェロックス920G | 14.7 | 25.0 | 34.8 |
緑 | 酸化クロムグリーンNG | 14.0 | 23.2 | 32.7 |
黒 | バイフェロックス330G | 13.6 | 22.7 | 31.5 |
バイフェロックスで表現できる色調
バイフェロックスには、黒、茶、赤、黄系のバイフェロックスをはじめ青、緑、白系などの豊富なカラーがあります。下の写真は、普通ポルトランドセメントを用い、各色の顔料を1~9%まで添加量(対セメント重量)を変えて着色したブロックを並べて、色の濃淡の違いを示した例です。またカラーカード(色見本カード)やカラートライアングル(色相三角図表)なども準備しております。
顔料添加量と着色力(濃度)の関係
顔料を添加したコンクリートの耐候(光)性